葬儀・仏事豆知識

公開日2022/12/19
更新日2022/12/28
仏事・法要編

喪中のご挨拶 年賀状をいただいたら

目次

    自分自身が喪中であるが、年賀状をいただいてしまった。

    お返事はお出しするようにしましょう。
    喪中であることをお知らせしたくない場合は、通常通り年賀状を送りましょう。

    喪中であることをお知らせする場合は、寒中御見舞いを兼ねて喪中をお知らせするとよいでしょう。
    文面の例として末尾に、(昨年 秋に○○を亡くし 喪に服しておりますので年頭のご挨拶をご遠慮申し上げました)等お入れしましょう。

    「寒中御見舞い」はいつでも出していいの?


    出す時期は、「松の内」(1月1日~7日)が明けてからから立春(2月4日頃)までの間です。

    「松の内」が明ける定義は地域の慣習でも変わります。
    関西では115日、110日とされているところもありますが多くは18日からです。

    「寒中御見舞い」の文例は?


    文例1
    寒中御見舞い申し上げます
    このたびは丁寧なお年始状をいただきありがとうございました
    私どもからご挨拶申し上げるべきところではございますが
    喪中につき控えさせていただきました
    今年もご厚誼賜りますようお願いいたします

    文例2
    寒中御見舞い申し上げます
    ご丁寧なお年始状をいただきましてありがとうございました
    昨年 〇月に○○が永眠いたしましたので
    年頭のご挨拶を失礼させていただきました
    旧年中にお知らせ申し上げるべきところ
    年を越してしまいました非礼をお詫び申し上げます
    寒さ厳しき折から皆様のご健勝をお祈り申し上げます

    文例3

    寒中御伺い申し上げます
    向寒の候 皆様いかがお過ごしでしょうか
    喪中のため 新年のご挨拶を控えさせていただきました
    欠礼のお知らせが行き届かず誠に申し訳ございません
    本年も何卒よろしくお願い申し上げます

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