葬儀・仏事豆知識

公開日2023/03/05
更新日2023/11/07
仏事・法要編

お香典返しの時期と気をつけることは?

目次

    お香典返しはいつごろまでにするの?

    お香典返しは、「故人様に関する弔事が滞りなく終わりました」という報告とお礼を兼ねたものとして、
    四十九日法要の終了後にお届けします。忌明け(四十九日)の翌日から、1か月くらいの間に先様に届くようにご用意されるとよいと言われています。

    お香典返しは仏教の慣習ですが、神式やキリスト教式の葬儀を行った場合でも同様にご用意することが
    一般的です。亡くなられてから1か月くらいを目安にお届けされる方が多くいらっしゃいます。

    お香典返しのご挨拶状は必ず必要ですか?

    お香典返しを配送される場合は、ご挨拶状をご用意された方がよいでしょう。
    お香典返しを直接、渡される場合には、ご挨拶状は不要とされています。

    ただし、葬儀当日にお香典返しを行う「当日返し(即日返し)」の場合にはご挨拶状をお付けすることがほとんどです。

    百貨店のギフトサロンなどでお香典返しの手配をされますと、ご挨拶状も一緒に依頼ができます。
    依頼される場合は、書式や価格などをよくご確認ください。
    礼状を作成する期間も考えて早めに手配をされることをおすすめいたします。

    当日返し(即日返し)とは何ですか?

    葬儀のお帰りの際に渡す、つまり当日にお礼の気持ちを込めて直接香典返しを行うことです。

    その場ですぐにお礼の気持ちをお伝えできることと、後日送付する手間が省けることがメリットになり、こちらを選ばれる方も増えてきました。

    しかし、当日返しにした場合、参列者へお渡しする品物は香典の金額に関係なく、同じ品物になります。

    それでは気が済まないと、高額なお香典を頂いた際は、後日忌明け後に挨拶状を添えて差額分のお返しをされる方が多くいらっしゃいます。

    お香典返しで気をつけることはありますか?

    忌明けが年末年始にかかる場合は、大晦日や松の内(関東1/1~7・関西1/1~15)を避けて、先様に届くように送るとよいでしょう。
    年をまたぐ場合は、「仏事(弔事)は早めに繰り上げて行うことがよい」という考えから忌明けを待たずに年内にお返しをされる方もいらっしゃいます。

    合わせて読みたい

    公開日2024/05/10
    更新日2024/05/10
    仏事・法要編

    戒名をもらうタイミングはいつ?

    『戒名(かいみょう)』とは、出家をした僧侶や信者に生前に与えられる「仏様の弟子としての新しい名前」のことです。 戒名の「戒」には「戒め(いましめ)」という意味があり、これは修行中に守るべき戒律のことを指します。『戒名』は、仏教の教えを学び、日々修行を重ねながらこの厳しい戒律を守ることを約束した証として授かるものでした。 出家していない一般の人でも戒名を授かることができるようになったのは江戸時代からといわれています。  
    もっと読む
    公開日2023/06/13
    更新日2023/06/20
    仏事・法要編

    盆提灯について

    ご先祖様は提灯の明かりを目印にお戻りになると言われており、ご先祖様の迎え火としての意味があります。 ご先祖様をお迎えするために欠かせないご先祖様へのお飾りのひとつです。お買い求めの時期はお盆前の6月から7月が中心となりますので早めに準備しておきましょう。吊り下げ型や床置き型など種類は様々あります。
    もっと読む
    公開日2023/06/12
    更新日2023/06/20
    仏事・法要編

    お盆の流れと飾り方

    お盆はご先祖様のお里帰りです。 ご家族で心を込めて、お迎えしたいものです。   東京をはじめ7月に行われるお盆(新盆・7月盆)が主流の地域と、8月13日~16日に行われる旧盆(8月盆)の地域があります。 ご先祖様が帰ってくる日を迎えるために必要なものは計画的に準備するのがよいでしょう。直前になってあわてないように、流れを確認しておきましょう。
    もっと読む
    公開日2023/04/26
    更新日2023/05/18
    仏事・法要編

    法要のお返し 気をつけることは?

    法要に出席してくださったお礼としてお返し物をご用意します。お渡しする品物は「返礼品」「引き物」「手土産」などと言われます。 お茶やのりや菓子折など召し上がるものやタオル等日常的に使用する消耗品、最近はカタログギフトなども人気です。 法要当日に出席者へお礼のご挨拶と共にお渡しします
    もっと読む
    公開日2023/04/26
    更新日2023/04/26
    仏事・法要編

    しっかり知りたい 命日のこと

    「命日」といえば、一般的には「亡くなられた日」を指します。 しかし本来は「祥月命日」と「月命日」とがあり、それぞれ別の意味があります。 ■祥月命日 「祥月」とは亡くなられた同じ月、「命日」は亡くなられた日にちをさしますので、「祥月命日」は年に1回です。 ■月命日 それに対して「月命日」は、毎月の亡くなられた日にちを指します。
    もっと読む
    公開日2023/01/23
    更新日2023/05/22
    仏事・法要編

    四十九日法要の三月掛け(みつきかけ)とは?

    忌明けの四十九日法要は、亡くなられたお日にちより49日目またはそれ以前に行います。そのため日取りによっては法要日が亡くなられた月の翌々月になることがあります。 これを三月掛け(みつきかけ)や三月またぎ(みつきまたぎ)と言うことがあります。例えば、1月15日に亡くなられた場合は四十九日が3月4日となります。1月・2月・3月の三月(みつき)に渡るというわけです。
    もっと読む