葬儀・仏事豆知識

公開日2025/10/27
更新日2025/10/27
葬儀準備編

ご安置場所の選び方と注意点

目次

    安置とは?

    「安置(あんち)」とは、亡くなられた方をお葬儀や火葬の日まで大切にお守りすることをいいます。 

    日本の法律では、特別な感染症の場合を除き”亡くなられてから24時間以内”に火葬をすることは認められていません。 
    そのため、葬儀当日まで故人様を「安置」させていただきます。 

    どこへ安置すればいいの?

    葬儀社へ一報を入れる時に、病院からのお帰り先のご希望をお伝えください。 

    「ご自宅」または「ご自宅以外」という選択肢があります。 

    自宅以外の安置先はありますか?

    故人様を安置する間は、お体をできるだけよい状態に保つ必要があります。 

    • ご自宅での安置 
       お部屋の環境にもよりますが、ドライアイスを用いた処置をしても、数日が限度といわれています。 
    • ■葬儀式場の安置室 
       式場の使用状況により空きが限られるため、急な受け入れが難しい場合があります。 
    • 安置専門施設 
       安置を専門とする施設もあり、比較的柔軟に対応できる場合があります。 

     安置先については担当の葬儀社に相談されると安心です。 なお、安置の費用は施設によって異なりますが、目安として1~2万円程であることが多いようです。 

     

     

    安置先で面会はできるの?

    ご面会を希望される場合は、必ず葬儀社にお伝えください。 
    面会できる施設とそうでない施設があります。 

    セレモア専用式場のご安置室

    セレモアの専用式場には、安置室が完備されています。 

    ご面会も可能ですので、どうぞお気軽にご相談ください。(※事前予約制) 

     

    また、セレモアでは「セレモアパック葬」というプランもご用意しています。 

    安置費用やドライアイスの費用が含まれているご安心の葬儀プランです。 

    (※プランにより規定日数は異なります。詳しくはお問い合わせください。) 

    安置や費用などのお葬儀のお困りごとは事前のご相談をお勧めします。 

    対面でご相談を承る無料ご相談窓口『セレモピアン』は都内百貨店、駅ビルにございます。 

    お気軽にお立ち寄りください。 


     

    合わせて読みたい

    公開日2025/08/27
    更新日2025/08/27
    葬儀準備編

    お葬式の日取りに決まりはあるの?

    お葬式を行ってはいけない日という決まりはありません。ご遺族や関係者の都合に合わせて、どの日でも問題なく執り行うことができます。ただし、多くの火葬場が「友引」を休業日としているため、結果的にその日に葬儀が行われないことが多くなっています。 では、なぜ火葬場は友引を休業にすることが多いのでしょうか? その背景には、「六曜(ろくよう)」という暦の考え方が関係しています。
    もっと読む
    公開日2025/08/04
    更新日2025/08/04
    葬儀準備編

    遺影写真を準備するのはどうしたらいいの?

    仏間の鴨居にご先祖の遺影写真が飾られているのを見たことはありませんか? 昔は写真ではなく、職人が描いた細密な肖像画が一般的でした。遺影の文化は江戸時代に始まり、人気歌舞伎役者の死後、肖像画が配られたのがきっかけとされています。
    もっと読む
    公開日2025/07/07
    更新日2025/07/07
    葬儀準備編

    お悔やみの手続き 死亡届出人

    「死亡届」は医師が発行する「死亡診断書(死体検案書)」と二つ合わせて、A3サイズ一枚の用紙になっています。 用紙の右側は医師が記入する「「死亡診断書(死体検案書)」欄になります。 医師は右側を書き入れて、左側は空欄のままにして用紙を遺族に渡します 左側の部分は死亡届け出人が記入するところです。
    もっと読む
    公開日2025/05/05
    更新日2025/05/05
    葬儀準備編

    葬儀日程の決め方

    葬儀の日程は、ご家族の希望を最優先に決めることが大切ですが、以下の点を考慮するとスムーズに進められます。 日程を決める際の主なポイント ① 葬儀の形式 『式場を借りて祭壇を飾る形式』か?『火葬のみの形式』か?確認します。 ② 故人様の住民票の所在地の確認 火葬場を決定する際に必要な情報です。葬儀社へ依頼の際に伝えましょう。 介護施設に入所されている場合は、登録住所を自宅から施設に変更しているかどうか必ず 確認しておきましょう。 ➂ 規模や人数 親族・会葬者の人数によって式場を選定します。葬儀社とよく相談しましょう。 ④ 重要な参列者の予定 必ず参列してほしい方がいらっしゃる場合は早めに確認をしましょう。 ⑤ 菩提寺(神社・教会など)の有無菩提寺(檀家になっている寺院・氏子になっている神社・洗礼を受けた教会など)がある場合はご逝去後早めに連絡を入れます。宗教家の方へ来ていただく場合は日程を調整する必要があります  
    もっと読む
    公開日2025/03/23
    更新日2025/03/23
    葬儀準備編

    思い出の品をお棺に入れたいとき

    お棺に納める品物のことを「副葬品」と言います。日本の仏教様式では、故人があの世へ旅立つための旅支度として、仏衣(白装束)や手甲、脚絆を身に着けます。また、三途の川の渡し賃とされる六文銭(多くは印刷された紙)を、頭陀袋(ずたぶくろ)に入れてお棺に納めていました。 現在も火葬場の規則に従えば、故人の身の回りの品や思い出の品を最小限、副葬品として棺に納めることは可能です
    もっと読む
    公開日2025/01/27
    更新日2025/04/22
    葬儀準備編

    エンゼルケアとは何ですか?  

    エンゼルケアとは、主に病院や施設で亡くなられた場合にご逝去直後に行われるお体のお手当て「死後処置」のことを言います。   エンゼルケアの目的は大きく分けて2つです。 ①ご遺体をきれいに整えることで故人様の尊厳を守ります。 これはご家族の心のケアにもなります。 ②適切なエンゼルケアを行うことで周囲の人々を感染症のリスクから守ります。   消毒用アルコールなどで全身を清拭(せいしき)してお体を清潔に保ちます。医療器具が取り付けられている場合は、それらを外して楽な体位に戻します。 エンゼルケアを行うことで、穏やかなお姿でのお別れが可能になります。  
    もっと読む