卒塔婆は誰が立てるの?いつまで立てておくの?
卒塔婆(そとうば)とは塔婆(とうば)ともいい、仏塔(五輪塔を元にした形)でご先祖様の供養のために用いられるものです。
基本的には法要の施主や、故人と近しい方がご住職に依頼して命日、年忌法要、お盆、お彼岸に用意されることが多いです。
卒塔婆を立てることは、ご先祖様の追善供養としてだけでなく、自分の善行にもなると考えられています。
細長い木の板でできており、表面には梵字や戒名、年回忌、施主名が入ります。裏面には費用を出した人の名前が入ります。
数え方は大きい卒塔婆は(〇〇基)、小さな卒塔婆は(〇〇本)とすることが多いようですが、地域性もあります。
また宗派(浄土真宗)によっては卒塔婆を用いません。
不明なことはご住職様にご相談されるとよろしいでしょう。
卒塔婆はご住職様が書くことが多いです。
施主の方は法事の日取りをご相談する際に、卒塔婆の料金を確認しておきます。
料金は3千円から1万円位といわれています。
また、ご出席いただける皆様には、法要のご案内ともに卒塔婆をいただけるかも確認をしておきます。
卒塔婆は次に立てる時に古い物を下げてお寺でお焚き上げをしていただきますが、目安としては木が朽ちたり、字が薄くなって読めなくなったりする前に下げることが望ましいとされています。
あまりに長期間放置して、朽ちてしまった卒塔婆はお墓の景観を損ねるだけでなく、強風などを受けた際に、周囲に飛ばされて破損したりする恐れがあるためです。
卒塔婆の片づけ方は霊園やお寺側で指定している場合もあるので、まずは管理者へ確認をされることをおすすめいたします。
卒塔婆をお願いする方法は?
皆様に出される法要のご案内状に卒塔婆をいただけるかを記しておきます。
往復はがきを利用した法要のご案内状 例です
施主は卒塔婆を申し込まれた方のお名前フルネームをお寺から指定された申込書または白い紙に記して卒塔婆料と表書きのある封筒に入れて法要までに余裕を持ってご住職にお願いをします。
卒塔婆を依頼された方はお香典とは別に「御塔婆料」「御塔婆供養料」と表書きをした封筒に入れて大抵は法要の当日に施主にお渡しします。