葬儀・仏事豆知識

公開日2023/01/11
更新日2023/05/21
仏壇・仏具・墓

お墓を建てるとき 生前建立とは何ですか?

目次

    生前にお墓を建ててもいいの?

    生前にお墓を建てる「生前建立(せいぜんこんりゅう)」はとても縁起が良くおめでたいことで、長寿や子孫繁栄、家内円満に恵まれるとも言われます。
    さらにご自身のお考えのもと、計画的に費用、お墓の場所そして石材店を選べるという利点も大きいです。
    このようなお墓は「寿陵墓(じゅりょうぼ)」や「生前墓」と呼ばれ、仏教では完成後、入魂の法要「開眼供養(かいげんくよう)」をします。

     

    お墓を建てるのに適した季節はありますか?

    お墓を建てる「建立(こんりゅう)」にお勧めしたい季節があります。

    それは、春の梅が咲きだす季節から梅雨の長雨が始まる季節までと秋のお彼岸過ぎから冬の寒くなる季節までです。

    理由は冬場に基礎のコンクリート打ちをすると、乾くまで時間がかかり、寒さでコンクリートの水分が凍る凍害(とうがい)が起こる心配があります。

    また夏場の基礎コンクリート打ちでは、クラックと呼ばれるひび割れが起こり易いといわれています。

    そしてこれらの季節は、比較的天候が安定しているので工事期間も予定通り進むと考えられるからです。

     

    お墓は永遠のものですが、建立後は常に風雨にさらされるため適切なメンテナンスが必要です。ご家族のご希望にそって細かいことにも対応してくれる石材店にご相談されることが大切です。

    セレモピアンでは提携先の霊園・石材店をご紹介しています。お気軽にご相談ください。

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    お墓は誰が継ぐの?

     一般的には、親族が継ぐことが多いです。 お墓や仏壇などの「祭祀を受け継ぎ、祖先の祭祀を主宰する人」を「祭祀の主宰者(さいしのしゅさいしゃ)」、他に「祭祀承継者(さいししょうけいしゃ)」といいますが、その規定は墓所によって異なります。 祭祀継承者に関しては、親族に限る。という法律上の規定はありませんが、霊園ごとに独自のルールが定められている場合もあるので注意が必要です。祭祀承継の前に、必ず霊園のルールを確認しておくようにしましょう。  特に寺院墓地では、親族の範囲を限定しているところが多く、祭祀承継者は檀家としての務めも引き継ぐこととなります。お墓の引継ぎについては事前にご住職様にご相談しましょう。
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    墓地を選ぶとき ~「宗教自由」と「宗旨・宗派不問」とは?

    宗教についての制限はありません。仏教、キリスト教、神道の方、そして新興宗教や無宗教の方、どのような宗教の方も「お墓を建てることができる」ということです。 ただし、「過去の宗教は不問」と表記されている場合は注意が必要です。お墓を建てたあとはそのお寺、霊園の宗旨に則って法要や供養を行います。これまでの宗教から改宗しなければならないこともあります。
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    初めてのお墓、いつまでに建てますか?

    お墓はいつまでに建てなければならないという決まりはありませんが、初めてお墓を建てる「建立(こんりゅう)」時期としては、それぞれの宗教の祭礼に合わせて、例えば仏式なら一周忌法要や三回忌法要に間に合うようになさる方が多いです。それは法要で皆様にお集まりいただく機会に合わせて、お墓の「開眼供養(かいげんくよう)」と納骨を一緒にされたいとのお考えからです。またご遺骨は、それまで自宅にご安置しておかれても何ら問題はありません。それでも建墓まで「故人が落ち着かないのでは」というご心配があるなら有料になりますが、寺院や納骨堂などに一時預けることもできます。
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