葬儀・仏事豆知識

公開日2025/05/05
更新日2025/05/05
葬儀マナー編

葬儀の受付を頼まれたときは? 

目次

    受付係は誰がするの?

    「受付係」は会社関係者や友人に依頼することが多いようです。
    町内会や隣組といった地域のつながりでお願いすることもあります。
    親族の場合は、姪や甥、いとこや孫が手伝うこともあります。

    受付係は何をしますか?

    葬儀の受付係は、ご遺族の代わりに最初に参列者をお迎えする大事な役目です。
    主に受付担当と会計担当に分かれ、参列者の人数によって複数名が携わる場合もあります。
    お身内だけの少人数の家族葬の場合は設けないことがほとんどです。

    ~ 受付係の流れ ~

    • ① 開式の一時間前には服装を整えて式場に集合します。(葬儀社または遺族に確認)
    • ② 受付を始める前にご遺族にご挨拶やご焼香をします。
    • ③ 受付の手順は葬儀社が教えてくれるので、芳名帳や筆記具など必要な用具を確認しておきます。

    ※式が終わるまで受付は開いたままなので、あらかじめご焼香を済ませます。
    (交代でご焼香させていただく場合もあります)また、式場内の控室やトイレの場所も聞かれることもあるので事前に確認をしておきます。

     ④ 参列者の受付
    参列者をお迎えしたら、受付係はご遺族の代わりに「本日はお忙しい中お越しいただき、ありがとうございます」とご挨拶をして、お越しくださったことに対するお礼をお伝えします。

    お香典を頂戴したときは「お預かりします」と言い、両手で受取り一礼し、お名前を確認します。名前の記載のない場合はお尋ねして袋に記入しておきます。

    続いて、芳名帳にお名前とご住所を記入していただきます。当日にお香典返しを行う場合は、受付にて葬儀後にお香典返しと引き換えをする「引換券」をお渡しする場合もあります。

    • 受付終了後は、責任をもって香典袋や芳名帳をご遺族にお渡しします。

     

     

    お香典(ご厚志)ご辞退の場合はどうしたらいいの?

    お香典(ご厚志)を辞退する葬儀の場合もあります。

    事前に香典辞退とお知らせしても、持参される方もいらっしゃいます。
    その場合は、丁重に「誠に申し訳ございません。遺族の意志により香典は辞退させて頂いております。」などとお断りし、受付では決して受け取らないように気を付けましょう。

     ご遺族の意志を伝えつつ、敬意を示しつつもはっきりとお断りすることが重要です。

    受付係を葬儀社に頼めますか?

    ご遺族の関係者が少ない場合には葬儀社へ依頼し、セレモニースタッフを手配することもあるようですので、葬儀の打ち合わせの際にご相談ください。
    その場合でも会計担当は、ご遺族の関係者がいらっしゃると安心です。

     

    合わせて読みたい

    公開日2023/03/05
    更新日2023/07/23
    葬儀マナー編

    お数珠のマナー

    お悔みの場に用いるイメージのあるお数珠(念珠)ですが、もともとお経を唱えた回数を数えるための仏具です。本来数珠が必要なのは、お経を唱える僧侶です。しかし、数珠には魔除けや厄除けという意味がある事や、仏様に礼拝する際に失礼に当たらないようにという考えが広まり、数珠を持つことが一般的になりました。その為現在では、故人に対しての敬意を表す、供養を願うという意味でも、葬儀に参列する際に数珠を持つのが基本マナーとなりました。
    もっと読む
    公開日2023/01/25
    更新日2023/05/22
    葬儀マナー編

    喪中に慎むべきことは?

    喪中に慶事・お祝いごとは遠慮しましょう。結婚・出産・入学・卒業・長寿祝いなど様々な幸せな事、喜ばしい事は慶事(けいじ)にあたります。華やかな場所への出席は控えて社交的な行動は慎むとよいでしょう。ただ、場合によってはご家族で相談して内々でお祝いの場を設けることもあります。
    もっと読む
    公開日2023/01/25
    更新日2024/05/21
    葬儀マナー編

    慶事と弔事が重なった時はどうするの?

    「いわいごとは のばせ ぶつじは とりこせ」といわれます。祝いの行事、つまり慶事(けいじ)は慎重にして遅れてするくらいが良いが、仏事、つまり弔事(ちょうじ)は反対に早めに繰り上げて行うほうが良いという意味です。 例えば入学式など、お祝いを贈りたい先様にご不幸が起きたときは、お祝いをいったん取りやめて、先にお悔みを優先させるということです。
    もっと読む
    公開日2023/01/11
    更新日2023/01/25
    葬儀マナー編

    お悔み電報の豆知識

    電報は1869年(明治2年)から東京・横浜間で始まり、6年後の1875年(明治8年)には全国で利用できるようになりました。 慶弔電報はそれから約60年後の、1936年(昭和11年)当時の逓信省によって開設されました。
    もっと読む
    公開日2023/01/11
    更新日2024/01/09
    葬儀マナー編

    電報でお悔みの気持ちを送りたい

    大切な方やお世話になった方の突然の訃報を受けたとき、どうしても葬儀に参列することができない場合もあると思います。 そのようなときには喪主様やご遺族の方々に対して「電報」で故人様の死を悼む気持ちを送るのはいかがでしょうか? 申込先はNTT、郵便局や通信系会社、インターネットからも申し込むことができます。
    もっと読む
     受付 葬儀
    公開日2022/11/25
    更新日2023/05/16
    葬儀マナー編

    お香典のお悩み いつお持ちすればいいの?

    両日参列する場合は、通夜式にお香典を持参することが多いようです。葬儀・告別式の際には記帳のみします。  
    もっと読む