葬儀・仏事豆知識

公開日2022/10/01
更新日2024/05/26
仏壇・仏具・墓

散骨を希望しています。どうしたらよいでしょう?

目次

    散骨はどのようにするの?

    近年、散骨の関心度が高まってきています。
    理由としては、お墓の承継者がいない、そもそもお墓を持たないお考えの方、またご本人の意思を尊重してと、様々です。

    散骨は12㎜以下にパウダー化したご遺骨を海や山川などへ撒く新しい埋葬の形で、日本での歴史はまだ30年ほどです。
    散骨については、厚生労働省が2020年に事業者向けにガイドラインを出しています。
    そこには「散骨が関係者の宗教的感情に適合し、かつ公衆衛生の見地から適切に行われることを目的とする」とあります。つまり、故人様への尊厳をもって周辺の環境に配慮して節度を持って行うということです。

    散骨はどこにお願いするの?費用は?

    セレモアでは信頼できる散骨の専門の提携先をご紹介しています。
    こちらでは「大切な人の最後を彩る、新しい供養の形」として、海への散骨をはじめ、樹木葬から宇宙葬まで多彩なプランを取り揃えています。
    例えば海洋散骨なら、日本全国はもちろん、海外でもご希望の海で散骨を承ります。
    ご自分たちで散骨することが難しい場合は、スタッフがご遺骨をお預かりし、心を込めて代理で散骨をいたします。
    また、残された方々へのご安心の証に散骨をした証明書を発行しています。

    プランの一例です。 ※注 料金は2022年9月現在
    ①「海洋散骨 代理プラン」(55,000円)
    ②船をチャーターして行う「海洋散骨 貸し切りプラン」(242,000円から)

    散骨で一番気を付けることは?

    ご遺骨を海や空中に撒く散骨は自然葬というお墓を持たない埋葬のひとつの形です。

    しかし気を付けなければならないことがあります。
    散骨をしたお骨はお手元に戻すことはできません。残されたご家族が故人を偲び、後でやはりお墓を持ちたいと思われることがあるかもしれません。

    全てを撒いてしまわずに、少しお手元に残して小さな骨壺に納めてお手元供養をされる方もいらっしゃいます。
    皆様でよく話し合われて慎重に決められることをおすすめします。

    お近くのセレモピアンでご案内しております。お気軽にお問合せください。

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    お墓は誰が継ぐの?

     一般的には、親族が継ぐことが多いです。 お墓や仏壇などの「祭祀を受け継ぎ、祖先の祭祀を主宰する人」を「祭祀の主宰者(さいしのしゅさいしゃ)」、他に「祭祀承継者(さいししょうけいしゃ)」といいますが、その規定は墓所によって異なります。 祭祀継承者に関しては、親族に限る。という法律上の規定はありませんが、霊園ごとに独自のルールが定められている場合もあるので注意が必要です。祭祀承継の前に、必ず霊園のルールを確認しておくようにしましょう。  特に寺院墓地では、親族の範囲を限定しているところが多く、祭祀承継者は檀家としての務めも引き継ぐこととなります。お墓の引継ぎについては事前にご住職様にご相談しましょう。
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    墓地を選ぶとき ~「宗教自由」と「宗旨・宗派不問」とは?

    宗教についての制限はありません。仏教、キリスト教、神道の方、そして新興宗教や無宗教の方、どのような宗教の方も「お墓を建てることができる」ということです。 ただし、「過去の宗教は不問」と表記されている場合は注意が必要です。お墓を建てたあとはそのお寺、霊園の宗旨に則って法要や供養を行います。これまでの宗教から改宗しなければならないこともあります。
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    お墓を建てるとき 生前建立とは何ですか?

    生前にお墓を建てる「生前建立(せいぜんこんりゅう)」はとても縁起が良くおめでたいことで、長寿や子孫繁栄、家内円満に恵まれるとも言われます。さらにご自身のお考えのもと、計画的に費用、お墓の場所そして石材店を選べるという利点も大きいです。このようなお墓は「寿陵墓(じゅりょうぼ)」や「生前墓」と呼ばれ、仏教では完成後、入魂の法要「開眼供養(かいげんくよう)」をします。  
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