葬儀・仏事豆知識

公開日2022/10/01
更新日2023/05/17
仏壇・仏具・墓

散骨を希望しています。どうしたらよいでしょう?

目次

    散骨はどのようにするの?

    近年、散骨の関心度が高まってきています。
    理由としては、お墓の承継者がいない、そもそもお墓を持たないお考えの方、またご本人の意思を尊重してと、様々です。

    散骨は12㎜以下にパウダー化したご遺骨を海や山川などへ撒く新しい埋葬の形で、日本での歴史はまだ30年ほどです。
    散骨については、厚生労働省が2020年に事業者向けにガイドラインを出しています。
    そこには「散骨が関係者の宗教的感情に適合し、かつ公衆衛生の見地から適切に行われることを目的とする」とあります。つまり、故人様への尊厳をもって周辺の環境に配慮して節度を持って行うということです。

    散骨はどこにお願いするの?費用は?

    セレモアでは信頼できる散骨の専門の提携先をご紹介しています。
    こちらでは「大切な人の最後を彩る、新しい供養の形」として、海への散骨をはじめ、樹木葬から宇宙葬まで多彩なプランを取り揃えています。
    例えば海洋散骨なら、日本全国はもちろん、海外でもご希望の海で散骨を承ります。
    ご自身で散骨することが難しい場合は、スタッフがご遺骨をお預かりし、心を込めて代理で散骨をいたします。
    また、残された方々へのご安心の証に散骨をした証明書を発行しています。

    プランの一例です。 ※注 料金は2022年9月現在
    ①「海洋散骨 代理プラン」(55,000円)
    ②船をチャーターして行う「海洋散骨 貸し切りプラン」(242,000円から)

    散骨で一番気を付けることは?

    ご遺骨を海や空中に撒く散骨は自然葬というお墓を持たない埋葬のひとつの形です。

    しかし気を付けなければならないことがあります。
    散骨をしたお骨はお手元に戻すことはできません。残されたご家族が故人を偲び、後でやはりお墓を持ちたいと思われることがあるかもしれません。

    全てを撒いてしまわずに、少しお手元に残して小さな骨壺に納めてお手元供養をされる方もいらっしゃいます。
    皆様でよく話し合われて慎重に決められることをおすすめします。

    お近くのセレモピアンでご案内しております。お気軽にお問合せください。

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    初めてのお墓、いつまでに建てますか?

    お墓はいつまでに建てなければならないという決まりはありませんが、初めてお墓を建てる「建立(こんりゅう)」時期としては、それぞれの宗教の祭礼に合わせて、例えば仏式なら一周忌法要や三回忌法要に間に合うようになさる方が多いです。それは法要で皆様にお集まりいただく機会に合わせて、お墓の「開眼供養(かいげんくよう)」と納骨を一緒にされたいとのお考えからです。またご遺骨は、それまで自宅にご安置しておかれても何ら問題はありません。それでも建墓まで「故人が落ち着かないのでは」というご心配があるなら有料になりますが、寺院や納骨堂などに一時預けることもできます。
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