葬儀準備編

公開日2025/05/05
更新日2025/05/05
葬儀日程の決め方
葬儀の日程は、ご家族の希望を最優先に決めることが大切ですが、以下の点を考慮するとスムーズに進められます。
日程を決める際の主なポイント
① 葬儀の形式
『式場を借りて祭壇を飾る形式』か?『火葬のみの形式』か?確認します。
② 故人様の住民票の所在地の確認
火葬場を決定する際に必要な情報です。葬儀社へ依頼の際に伝えましょう。
介護施設に入所されている場合は、登録住所を自宅から施設に変更しているかどうか必ず
確認しておきましょう。
➂ 規模や人数
親族・会葬者の人数によって式場を選定します。葬儀社とよく相談しましょう。
④ 重要な参列者の予定
必ず参列してほしい方がいらっしゃる場合は早めに確認をしましょう。
⑤ 菩提寺(神社・教会など)の有無菩提寺(檀家になっている寺院・氏子になっている神社・洗礼を受けた教会など)がある場合はご逝去後早めに連絡を入れます。宗教家の方へ来ていただく場合は日程を調整する必要があります
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公開日2025/03/23
更新日2025/03/23
思い出の品をお棺に入れたいとき
お棺に納める品物のことを「副葬品」と言います。日本の仏教様式では、故人があの世へ旅立つための旅支度として、仏衣(白装束)や手甲、脚絆を身に着けます。また、三途の川の渡し賃とされる六文銭(多くは印刷された紙)を、頭陀袋(ずたぶくろ)に入れてお棺に納めていました。
現在も火葬場の規則に従えば、故人の身の回りの品や思い出の品を最小限、副葬品として棺に納めることは可能です
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公開日2025/01/27
更新日2025/04/22
エンゼルケアとは何ですか?
エンゼルケアとは、主に病院や施設で亡くなられた場合にご逝去直後に行われるお体のお手当て「死後処置」のことを言います。
エンゼルケアの目的は大きく分けて2つです。
①ご遺体をきれいに整えることで故人様の尊厳を守ります。
これはご家族の心のケアにもなります。
②適切なエンゼルケアを行うことで周囲の人々を感染症のリスクから守ります。
消毒用アルコールなどで全身を清拭(せいしき)してお体を清潔に保ちます。医療器具が取り付けられている場合は、それらを外して楽な体位に戻します。
エンゼルケアを行うことで、穏やかなお姿でのお別れが可能になります。
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公開日2024/12/04
更新日2024/12/04
遠方からの参列者のお香典はどうしたらいいの?
遠方から葬儀へ参列してくださる方に “交通費や宿泊費が必要な上にお香典までいただくのは申し訳ない” と考える方もいらっしゃると思います。
では、遠方から参列してくださる方のお香典は辞退すべきなのでしょうか。
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公開日2024/12/04
更新日2024/12/04
葬儀のとき参列者の交通費と宿泊代は喪主が払うの?
故人様のために遠くから参列してくださる方へは、きちんと礼を尽くしたいものです。
葬儀の参列者の交通費や宿泊費は、誰が負担するのがよいのでしょうか。
冠婚葬祭の中でも結婚式などの場合は、「ご招待をする」という形になるので、交通費や宿泊費を主催者が負担するという考えになります。しかし、葬儀というのは故人様とゆかりが深かった人たちが、死を悼み最後のお別れをするために集まる場です。そのため、葬儀に参列される方々は「ご自分の意志で葬儀に参列」していることになりますので、交通費や宿泊費は参列者の負担と考えてよいでしょう。
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公開日2024/10/28
更新日2024/11/01
直葬と密葬は別のもの?注意点は?
通夜、葬儀・告別式を行わず火葬のみを行うことを近年「直葬(ちょくそう・じきそう)」と言われるようになりました。他にも、火葬儀や火葬式などとも言われます。
通常の葬儀の場合は、式場を手配して祭壇を飾り、一日目は夕刻に通夜式を行い、翌日午前中に葬儀・告別式という流れになります。直葬ではその通夜、葬儀・告別式の儀式がありません。
直葬の流れとしては、ご逝去された後に葬儀社が病院やご自宅へお迎えに伺い、ドライアイス(エンバーミングを希望される場合は利用しません)などでお体の保全を行います。その後にお打ち合わせを経て、ご自宅もしくはご安置場所にてご納棺をし、直接火葬場へ向かい火葬を行います。
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公開日2024/09/24
更新日2025/05/07
死亡診断書を受け取ったらどうしたらいいの?
亡くなると医師が記入した「死亡診断書(死体検案書)」を渡されます。
この用紙は「死亡診断書(死体検案書)」と「死亡届出」が一体の用紙になっています。左半分にある「死亡届」に遺族が必要事項を書き入れて役所に提出します。
先ずは、医師が書かれた内容をしっかりと確認しましょう。
生年月日の元号、死亡したときの午前・午後などは正確に〇印で囲まれていますか?
特に故人の名前の漢字は注意しましょう。健康保険証と同じ表記になっていれば大丈夫です。
訂正の必要があれば速やかに申し出て、記入した医師に訂正をしてもらいます。
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公開日2023/10/02
更新日2023/10/02
お葬儀はどこでできるの?葬儀式場の選び方
かつては自宅や集会所で行うことがほとんどだった葬儀ですが、現在では、専用の葬儀式場などで行うことが一般的になりました。
式場は、宗教形式やご希望の葬儀の形態、会葬者の人数を踏まえて決定していきます。
一口に葬儀式場と言っても、公営の式場や寺院が運営している式場、葬儀社の会館など複数あり、それぞれ特徴が異なります。
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公開日2023/05/22
更新日2023/06/21
故人の生命保険 請求忘れはありませんか?
生命保険は死亡があってから3年以内(かんぽ生命は5年)に請求をしないと貰う権利を失うと保険法で定められています。故人が加入していた生命保険があれば早めに請求の手続きをしましょう。加入内容が不明なときは 亡くなった日から2か月以内に保険会社に連絡をして、契約内容の開示・照会請求と受取人の確認などの必要な手続きをします。
相続に関わる場合は、相続人全員の同意を得て進めなければならない場合もあります。
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公開日2023/05/22
更新日2023/05/22
期限有り! 葬儀後の補助金の申請と未支給年金
「葬祭費」は故人が「国民健康保険/後期高齢者医療保険」に加入されていた場合、お葬儀をしたことを市区町村に申請することにより貰えるお金です。詳しくは役所の担当窓口でお尋ねください。
「埋葬料(埋葬費)」は故人が「現役の会社員や公務員で健康保険に加入されていた場合、申請することにより貰えるお金です。手続きの詳細はお勤め先にお尋ねください。
どちらも申請の期限は2年です。葬儀を執り行った領収書や会葬礼状が必要なこともありますので、手続きについては事前に確認しておきましょう。
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公開日2022/12/16
更新日2023/04/28
葬儀費用の見積書を手にしたら
葬儀の費用は、大きく4項目に分かれます。
・祭壇や棺など葬儀自体の直接的な費用
・宗教儀礼費用、飲食などおもてなし費用
・会館やホールなどの葬儀施設の使用料金
・火葬料金などです。
お葬儀をお身内やごく親しい方たちでする「家族葬」にするか、故人様や喪主様と関係のある方々もお呼びする「一般葬」にするか参列者の人数などにより、葬儀費用は変わってきます。
葬儀社のホームページ上で葬儀にかかる費用のプランを公開している場合が多く、それらを比較することで大まかな相場がわかります。
料金プランは、祭壇や棺など葬儀に必要な項目をパッケージ化して基本料金に据えて、そこに飲食や返礼品などのサービスが加わることを示しているところがほとんどです。ただ、葬儀社によって基本料金に含まれているものは異なりますので、何が含まれていて、何が含まれていないのかを見比べ、確認しておくことが大切です。
また、追加で発生する可能性がある飲食や返礼品など主におもてなしにかかる商品やサービス、変動する可能性がある搬送料やご安置施設などの料金項目についても確認しておきましょう。
見積もりには専門用語が多用されていないか、使われていたとしても説明が付記してあるか、パンフレットの写真や図、表などが解りやすいかどうかもチェックします。
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