お客様エピソード

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葬儀編

ご安置が長くなってしまうことへの不安

母を府中市の「府中の森市民聖苑」で、送った時のことですが、

病院から自宅には戻れなかったため、迎えに来られたセレモアの方に相談をして、自宅から行きやすい「ガーデン会館三鷹」で預かっていただきました。

「府中の森市民聖苑」は、何日も待つと聞いていたので、ある程度覚悟はしていましたが、やはり6日間も待つと聞き、面会に行くたびに母が本当に大丈夫かとても不安でした。
でも、納棺の日には、眠ったように穏やかな顔の母のままで安心したと同時に、亡くなったさびしさと不安だった心がゆるんで、ただただ涙がこぼれました。

「預かる」だけではなく、大切に母を守っていただき、感謝しています。

ご相談者様 府中市/ 60代/ 女性
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マナー編

施設にいる叔父への香典返し

お父様を亡くされ、叔父様よりお香典をいただいたというお客様。
叔父様は介護施設に入所されているため、お返しを何にしたらよいかのお悩みとの事でした。

以前、食品を送ったところ、食事制限があるため施設の方からご注意があったそうです。

叔父様についてお話を伺うと、お天気の良い日に車椅子で施設のお庭に出られることを、とても楽しみにしていらっしゃることがわかりましたので、外出のときに羽織れる衣服や、ひざ掛けなどをご提案させていただきました。
そして早速、叔父様のために軽い着心地のダウンジャケットとダウンのひざ掛けをお求めになり、お見舞いもかねてお渡しに行かれたとご連絡もいただきました。肌寒い季節に向かい、季節にあったよい贈り物だと大変喜んでいただけたとのことでした。



ご相談者様 横浜市/ 50代/ 女性
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マナー編

あいさつで繋ぐご縁

ご相談カウンターのセレモピアンは、百貨店のギフトサロンの近くにあることが多いです。
その日はギフトサロンが混雑しており、順番待ちのお客様よりお声をかけていただきました。

 お話しを伺うと・・・

「毎朝の散歩の途中で顔見知りになったイヌの散歩をさせている多分、同年代の女性がいるのですが・・・

連れているワンちゃんは小型犬で、若くはないと思いますが、とても人懐っこくて挨拶して過ぎるのが日課になっていました。

それが、夏を過ぎて会わなくなり気になっていたところ、その女性が少し離れた先で、家の前を掃除しているところを見かけました。そんなことが何度か続いて、先日思い切って、ワンちゃんは?と尋ねてみました。

彼女は寂しそうに『8月に死んでしまったの。16歳だから老衰ですね。』 やはりそうだったのか。ふりふりの白いしっぽとクリクリの黒い瞳が思い出されます。」

 
「お慰めに何か差し上げたいと思ったのですが、どうしたものでしょう?

相手には負担でしょうか?」というご相談でした。

 
ワンちゃんとの触れ合いが楽しみであったお気持をお伝えしたいお客様の思いが感じられます。

 「そうですね。ペット用のお線香やロウソクもありますが、相手様のことを思うと今は、ワンちゃんが結んでくれたご縁を今までとおり、『ごあいさつ』で繋ぐことはいかがでしょうか?」

「”忘れないことが一番のご供養で慰め”と以前お坊様の法話で伺ったことがあります。」と申し上げました。

 お客様はすっきりした笑顔で、「そうですね。『挨拶』をする、いいですね。」とおっしゃってくださいました。

ご相談者様 / 60代/ 女性
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葬儀編

奥様のためにできること・・・夫婦で考えるお葬式

ご夫婦でご来店のお客様のお話です。ご主人様は車イスでいらっしゃいました。

ご主人様が開口一番、「自分の葬儀について具体的に相談したい」と話し始められました。とてもお元気な印象でしたが、すでに余命宣告を受けており、体力温存の為まだ歩けるけれど車イスに乗っているとのことでした。穏やかな笑顔からは、重い病の影は感じられませんでした。

お話を伺うと、ひとり残される奥様を思い、事前に葬儀の準備をしたいとのお考えでした。
奥様は、何度かセレモアの葬儀に参列されているということで、「いつもキッチリしている印象。いいお葬儀と思うとセレモアさんだったことが多い。とくに立川・白峯殿で行われたお葬式が忘れられません。職員の方々が一列に並ばれ一斉に礼とともに車列をお見送りをする様子に厳かな中、そこだけ清閑な時が流れて故人を思う気持ちを感じました。残された人生をしっかり生きていかないといけないと考えさせられ、感動に震えたのを覚えています。 だから、できればセレモアにお願いしたいです。」というありがたいお言葉をいただきました。

セレモアの葬儀を希望してくださっていましたので、会員制度「ファミリーライフクラブ」をご案内しました。「ファミリーライフクラブ」は、葬儀後のサポートは、もちろんのこと日常生活にも使える多彩な内容をご提供している会員制度です。
ガイドブックをご覧になり、「へぇ、引越しの割引もあるよ、覚えておいてね。」と奥様に語りかけて、その場でご入会いただきました。その後もご相談に2回ほど来店され、気になることがあればお電話でもご連絡くださいました。

それから約4か月後、「妻の希望をかなえたい」とのご主人の言葉どおり、お式は、当社立川・白峯殿にてしめやかに執り行われました。
お互いを思い、慈しむ素晴らしいご夫婦との出会いは、私たちの心に深く残りました。

ご相談者様 立川市/ 40代/ 男性
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わたしの終活

100歳になる祖母のお雛様

セレモアでは毎年、各所でチャリティーイベントと共に「大感謝祭」を開催し、その中で「人形供養祭」を行っています。
人形供養祭では思い出のお人形たちを無料でお引き受けしてご供養をします。毎回、沢山のお人形が祭壇に並べられ、当日は僧侶のお読経による法要を行います。
そのご案内をさせていただいていたお客様よりこんなエピソードをいただきました。

 我が家には祖母の初めての子供の初節句に祖父の友人から贈られた、箱書きに「昭和三年紀元節」と書かれているそろそろ100歳になるお雛様があります。太平洋戦争中の最中、東京の世田谷の千歳烏山から埼玉の熊谷までリヤカーに乗せられて一緒に疎開したそうです。熊谷の大空襲にも焼失せず、戦後の食料不足の時にも物々交換に出されることもなく、祖母の家にありました。
私が結婚して奇しくも千歳烏山に住んで女の子が生まれたことを機に祖母にお願いして譲り受けました。娘が独立してからは飾る機会もなくなりましたがいつも心に掛かっていました。ご縁があって自分の手元においたお人形なので最後はしっかりと送るべきと思っていたからです。今までも何度かセレモピアンから「人形供養祭」のご案内をいただいていましたがいざとなるとなかなか行動に移せませんでした。
それでもとうとう今回こそはと決意して、お別れに久々に箱から出して飾っていたところ、娘が「お雛様が100歳を越してから考えようよ。後のことは私もいるから大丈夫!」と言うのです。娘の意外な言葉にとても気持ちが軽くなると同時に、娘もこのお人形を大切に思っていてくれたことがわかり、とても嬉しかったです。いままで何度もご案内をくださって本当にありがとうございました。

ご相談者様 戸田市/ 60代/ 女性
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葬儀編

すてきなお花の祭壇 お花が大好きだった母の葬儀

母が亡くなり、あと少しで三回忌になります。

セレモアさんとの出会いは、病院の紹介で父のお葬式をお願いをしたことに始まります。
何もわからない私たちは、ただうろたえるばかりでしたが、担当の主任さんに優しく寄り添っていただき、お葬式のあとの相続のことまで
すべてセレモアさんに頼りました。
セレモアさんの会員になり、母の転院時の民間救急車の手配、見守りのこと、介護施設の紹介も     
何もかもお願いをしてきました。

母はお花が大好きで、お庭には一年中お花が咲いていました。
晩年の母は認知がすすみ、私たちの顔を見てもわからないこともしばしばありましたが、
お花に関しては名前を忘れず、施設でも花瓶にお花を絶やさず、お花がないと落ち着かなくなるほどでした。

そんな母でしたのでお葬式の祭壇は、フラワーガーデンと名付けられたおしゃれな祭壇を選びました。
祭壇の横には樹木が並びます。
お庭にいるような感覚になり、「お母さん、喜ぶね!」と家族全員で声を上げたほどでした。

            


お医者様からもお話しがあり、覚悟を決めたころはちょうどコロナ禍でした。
家族だけで行うか、地方の親戚にも知らせるか迷いましたが
セレモピアンの店長さんのアドバイスもあり、最後のお別れなのでお知らせはきちんとする、   
参列の有無はお任せするということになりました。
親戚の皆、口々に「顔をみないと、お別れできない」と言って、遠くからも駆けつけてくれました。
やはり自分たちで考えているより、的確なアドバイスをいただくことは大事だと
つくづく感じました。

それ以降、これはセレモピアンさんのお仕事以外のことかなと思っても、デパートにあるのですぐに寄って相談してしまいますが、いつも親切に迎え入れていただけるので私にとっては無くてはならない存在になっています。
これからもよろしくお願いします。

ご相談者様 世田谷区/ 60代/ 女性
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マナー編

年賀状のおつきあいをやめるとき

定期的にセレモア三鷹支社へお線香をお求めに来店されるお客様です。

「お葬式はセレモアの会員だから安心だ。」などといつもお声がけいただいています。先日は、お茶を召し上がりながら年賀状印刷のチラシを手に「そろそろ年賀状を出すのをやめようかと思っているんだ。」とのお考えを伺いました。

 

何の連絡も無しに急にやめてしまうと、今までやり取りしていたお相手側が「何かあったのかな?」と余計な心配をされることがあるとお伝えいたしました。

年賀状に代わり、『年賀状辞退』のお知らせを、はがきやメールでなさる方もいらっしゃいます。
そのとき、注意することは「あなただけではなく全員に出さない。ということがわかるように書くことが大切であること、今後もお付き合いを希望していてご縁を切りたいという意味ではないこと」を伝えることが大切であると、差し出がましいようですがお話しさせていただきました。

 

あらためてのお知らせではなく、次に年賀状を出されるときに
「最後の年賀状になること」をそえられてもよろしいと思いますよ。と申し上げたところ、

「それもいいですね。来年は自分の干支だからそうしようかな?」と笑顔でお帰りになりました。

ご相談者様 三鷹市/ 80代/ 男性
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わたしの終活

母の終活ノート

私の母は日頃から「自分の葬儀は何もいらない。」と言っています。

先日母が、『私の記録ノート』と表紙にあるエンディングノートを見せてくれました。
正直母がエンディングノートを書いていたことに少しショックでした。

お友達の付き合いで京王新宿店の仏壇店に寄ったときにお友達を待つ間、座らせてもらったセレモピアンのカウンターでいただいたそうです。
そこには亡くなったことを知らせてほしい友人、参加しているサークルなどが書かれており、私の知らない母のつながり、絆がありました。

私は母に「もしもの時はここにある皆さんにお報せして、お葬式をして、皆さんに送っていただきましょうね。そして私たちは皆さんからお母さんのことをたくさん聞かせてもらいたいな、そうしましょうね。」と話しました。

母は少し照れたようでしたが、本当に嬉しそうにして自分の友人のこと、趣味のサークルのことなど話してくれました。

お葬儀の希望を書き込める『私の記録ノート』がきっかけで、決してあってほしくない、でも必ず訪れる万が一のことも、母子でたくさん話すことができました。


ご相談者様 世田谷区/ 60代/ 女性
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お墓

単身赴任先で倒れた夫 大切な場所

主人が旅立ち、早いものであれから10年経ちました。

それはあまりにも突然のできごとで、当時娘はまだ中学生でした。

 

結婚してから私たちは主人の故郷でもある大阪で暮らしていましたが主人は単身赴任で東京勤務でした。
東京は私の実家があります。
東京で倒れた主人ですが、どうしても娘と義母の待つ大阪に連れて帰りたくて葬儀社と相談して叶えることができました。

 

お葬式も済ませて落ち着いた頃、お墓のことが気になりました。
このまま大阪に納骨する気持ちにはどうしてもなれなかったのです。
主人は次男なので義母も私の気持ちを尊重してくれました。

そのまま5年ほど大阪で暮らしましたが、娘の大学進学を機会に大阪を引き払い、主人の遺骨を持って東京に帰ってきて、新たな生活を始めました。

 

あれ以来、ずっと気になっていたお墓ですが、仕事帰りによく行く日本橋三越本店にセレモピアンという葬儀・仏事の相談カウンターがあることは知っていました。
お墓の相談は無理だろうと思っていたところ、快く親身に話しを聞いてくれて、お墓の種類、選ぶ時のポイント、そして見学の予約もしてくれたので私たちに合ったお墓をようやく決めることができて本当に嬉しかったです。

無事納骨を済ませたとき、主人から「いままでよく頑張ったね。」と褒められたようで心から安堵しました。
主人はこの世にはいませんが、お墓に会いに行けばきっと喜んで話を聞いてくれている、私たちの宝物の娘の成長をちゃんと支えてくれているように思うのです。

 

ご相談者様 渋谷区/ 50代/ 女性
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わたしの終活

父との思い出 黄色いハンドクリーム

お父様のお葬儀を終えたお客様です。
ご報告とその後のお話しにご来店くださいました。

 

お父様は転倒骨折をされたことがきっかけで、ほぼ寝たきり状態になってしまわれました。

病院から施設に移るとき、お父様の移送のご相談を承り、
セレモアの東京民間救急サービスをご紹介しました。
その時にセレモアの会員制度『ファミリーライフクラブ』にもご入会をいただきました。

 

ところが、施設に入所したものの、体調をくずして提携病院への入退院の繰り返しだったそうです。

お父様は、現役のころ製薬会社のバリバリの営業マンだったこともあって病院の方に馴染みがあったのか入院中の方が落ち着いて見えたそうです。

お亡くなりになりになった後、
お客様はお世話になった看護師さんたちに何かお礼がしたいと思いましたが、受付に「当院では心付けは一切受け取りません」と掲示してあり取り付く島もなかったとのことでした。

ナースステーションの片隅に見慣れたハンドクリームが置かれていて看護師の皆さんが共有で使われていました。
それは、お父様が全国の薬局を回って営業していた商品でした。
そこで、お客様はそのハンドクリームを用意して婦長さんに渡されたとのことでした。

ためらう婦長さんへ「父への何よりの供養です。親孝行をさせてください。」と無理に受け取ってもらったそうです。
「病院のルールを守らず申し訳なかったことですが父に褒めてもらえたような気がします。」と笑っておいででした。


ご相談者様 川口市/ 50代/ 女性