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母の終活ノート

私の母は日頃から「自分の葬儀は何もいらない。」と言っています。
先日母が、『私の記録ノート』と表紙にあるエンディングノートを見せてくれました。
正直母がエンディングノートを書いていたことに少しショックでした。
お友達の付き合いで京王新宿店の仏壇店に寄ったときにお友達を待つ間、座らせてもらったセレモピアンのカウンターでいただいたそうです。
そこには亡くなったことを知らせてほしい友人、参加しているサークルなどが書かれており、私の知らない母のつながり、絆がありました。
私は母に「もしもの時はここにある皆さんにお報せして、お葬式をして、皆さんに送っていただきましょうね。そして私たちは皆さんからお母さんのことをたくさん聞かせてもらいたいな、そうしましょうね。」と話しました。
母は少し照れたようでしたが、本当に嬉しそうにして自分の友人のこと、趣味のサークルのことなど話してくれました。
お葬儀の希望を書き込める『私の記録ノート』がきっかけで、決してあってほしくない、でも必ず訪れる万が一のことも、母子でたくさん話すことができました。
単身赴任先で倒れた夫 大切な場所

主人が旅立ち、早いものであれから10年経ちました。
それはあまりにも突然のできごとで、当時娘はまだ中学生でした。
結婚してから私たちは主人の故郷でもある大阪で暮らしていましたが主人は単身赴任で東京勤務でした。
東京は私の実家があります。
東京で倒れた主人ですが、どうしても娘と義母の待つ大阪に連れて帰りたくて葬儀社と相談して叶えることができました。
お葬式も済ませて落ち着いた頃、お墓のことが気になりました。
このまま大阪に納骨する気持ちにはどうしてもなれなかったのです。
主人は次男なので義母も私の気持ちを尊重してくれました。
そのまま5年ほど大阪で暮らしましたが、娘の大学進学を機会に大阪を引き払い、主人の遺骨を持って東京に帰ってきて、新たな生活を始めました。
あれ以来、ずっと気になっていたお墓ですが、仕事帰りによく行く日本橋三越本店にセレモピアンという葬儀・仏事の相談カウンターがあることは知っていました。
お墓の相談は無理だろうと思っていたところ、快く親身に話しを聞いてくれて、お墓の種類、選ぶ時のポイント、そして見学の予約もしてくれたので私たちに合ったお墓をようやく決めることができて本当に嬉しかったです。
無事納骨を済ませたとき、主人から「いままでよく頑張ったね。」と褒められたようで心から安堵しました。
主人はこの世にはいませんが、お墓に会いに行けばきっと喜んで話を聞いてくれている、私たちの宝物の娘の成長をちゃんと支えてくれているように思うのです。
父との思い出 黄色いハンドクリーム

お父様のお葬儀を終えたお客様です。
ご報告とその後のお話しにご来店くださいました。
お父様は転倒骨折をされたことがきっかけで、ほぼ寝たきり状態になってしまわれました。
病院から施設に移るとき、お父様の移送のご相談を承り、
セレモアの東京民間救急サービスをご紹介しました。
その時にセレモアの会員制度『ファミリーライフクラブ』にもご入会をいただきました。
ところが、施設に入所したものの、体調をくずして提携病院への入退院の繰り返しだったそうです。
お父様は、現役のころ製薬会社のバリバリの営業マンだったこともあって病院の方に馴染みがあったのか入院中の方が落ち着いて見えたそうです。
お亡くなりになりになった後、
お客様はお世話になった看護師さんたちに何かお礼がしたいと思いましたが、受付に「当院では心付けは一切受け取りません」と掲示してあり取り付く島もなかったとのことでした。
ナースステーションの片隅に見慣れたハンドクリームが置かれていて看護師の皆さんが共有で使われていました。
それは、お父様が全国の薬局を回って営業していた商品でした。
そこで、お客様はそのハンドクリームを用意して婦長さんに渡されたとのことでした。
ためらう婦長さんへ「父への何よりの供養です。親孝行をさせてください。」と無理に受け取ってもらったそうです。
「病院のルールを守らず申し訳なかったことですが父に褒めてもらえたような気がします。」と笑っておいででした。
初めての施主 ご法要で用意するお花とは?

インターネットで法事の相談と検索され、東急吉祥寺店のセレモピアンにご来店くださいました。
来月、お母様の四十九日法要と納骨を菩提寺でされるとのことです。
お父様のときは全てお母様に任せてしまい、今回初めて施主になるお客様は 「この年になっても知らないことばかり…ご近所にも恥ずかしくて相談ができない。何もわからない。」 とおっしゃっていました。
お寺に法要のお願いに上がったときに、ご住職様から「お供えとお花を用意して当日持ってきてください」と言われ、お供えはお母様がお好きでご挨拶のたびにお寺にお持ちになっていた老舗のお菓子にすることに決めたそうです。
お花はどうしたら良いのでしょう?とご質問がありました。
お客様はお葬儀のときの名札の付いた生花をイメージされていました。
ご住職様がおっしゃるお花は本堂に飾るお花のことで、
「お花屋さんに注文されるときに、法要で本堂に飾るお花とお伝えください。
対で用意をしてお寺に持参されれば花瓶に生けてくださいます。
お墓に供えるお花も忘れずにご用意してください。」
と説明をさせていただきました。
お葬儀も、法要も初めてのことばかりでご不安だと思います。
「ご供養で不明なことはご住職様にお伺いをたてて、ご指示とおりにされるのがご安心です。」と申し上げました。
「わからないことはお寺に聞いて良いのですね。何だかとても安心しました。来てよかったです。」と不安そうなお顔から、明るい表情になりお帰りになられました。
それぞれのお守りの形 お位牌をつくる

ご主人様のお位牌を作りたいと来店されたお客様です。
お見受けしたところ80歳くらいの小柄で大変、品の良い奥様でした。
お話しでは半年ほど前にご主人が亡くなられ、そのときお葬式は出されていないようでした。
息子様からは 「いずれきちんとするから何も心配はいらない」 と言われているとおっしゃってましたが、お位牌もなく、お守りする対象が無いことが不安でたまらないと相談に来られたのです。
菩提寺様もないとのことでしたのでお位牌は俗名でも作れること、ご希望であればお寺の紹介も出来ることを説明してその日はお帰りになりました。
数日後、40代位の女性が私を尋ねて来られました。先日いらしたお客様の息子様のお嫁様でした。
よくよく伺うと息子様のお家、つまり亡くなられた方は神道でした。事情があってお葬儀はできなかったが火葬の前に祭詞奏上をしていただき送られたそうです。
お嫁様のお話しでは「義母の家には大きなお仏壇があって法事のときはご住職がきてお読経をされていました。義母はその記憶が鮮明なので義父にも同じようにしたいのでしょう。」
私が提案した日から息子様にお位牌を作るといってきかないともおっしゃっています。
事情を知らなかったこととは言え、申し訳ない気持ちになりました。
ところがお嫁様は「私が今日伺ったのは、形だけお位牌を作ることができるのかを相談したかったからです。義母がお位牌をお守りすることで心が落ち着くならそうしたいと主人も申しております。」
併設している仏壇店の店長とも相談して、魂入れをされなければ本当に形だけになることをご了解いただき、俗名で承ることになりました。
二週間後、お客様と息子様ご夫妻でお位牌を受け取りに来られました。仏壇店のスタッフが箱から取り出して俗名の彫られた表そして裏とゆっくりお見せしながらご確認いただきました。
お客様もそして息子様ご夫妻のとても安心されたご様子に私もほっといたしました。
ペットと一緒のお墓に入る

子供と思って生活を共にしていた愛犬を昨年亡くし、お留守番も嫌いなあの子をひとりぼっちにはできない、なんとしても一緒のお墓に入りたいと思い、自分なりにインターネットで探していました。
実家のお墓はお寺の墓地のため、ペットとは入れないのです。
ペットと共に入れる霊園はいくつか見つけることができましたが
お墓を建てても独身の私にはお墓を継いでくれる家族がいません。
霊園の説明に書いてある用語もよく理解できず、直接霊園に行って聞くこともできずにいました。
そんな時に、町田の小田急百貨店にお墓やお葬式の相談ができるところがあったことを思い出し、インターネットで調べてもわからなかったことをメモにし、霊園のページも印刷をして相談に行きました。
セレモピアンでわからなかった用語やお墓の形式の違いを丁寧に教えていただいて、私には「永代供養墓」というのが一番適していることがわかりました。
ただ、「ペットも一緒に入れるのですか?」と伺いましたら
「大丈夫です。ご安心ください。ご自宅の近くにもご案内できる霊園がいくつかあります。」と、
すぐに霊園の資料を出して説明をしてくれました。
その中から3つの霊園を選んで、見学の申込みをすることにしました。
「ご覧になってお気に召さないときは私たちに伝えていただければ大丈夫です。」と言ってくれたことで気兼ねなく一歩前に踏み出すことができました。
見学をした霊園のスタッフの方にも、とても親切に丁寧に案内をしていただき、
「個別永代供養墓」で決めることができました。
常に気がかりだったお墓のことが解決したので安堵の気持ちでいっぱいです。
来年にはあの子の三回忌があります。
今は墓石に彫る文字やデザインをどのようにするかで迷いすぎて、違った悩みになっています。
白い陶器の仏具とおりん
お勤め先の福利厚生の案内を見てセレモピアンに来店されたお客様です。
ご主人様が突然に亡くなり、お葬儀は病院に紹介された葬儀社でされました。
小さな小机に葬儀社が用意してくれた白布をかけて陶器の白い三具足(火立て 花立て 香炉)、白木位牌そしてご遺骨を並べ、その前でただただ呆然とするばかりでした。とおっしゃいます。
葬儀社からは、四十九日までにお位牌を作ることと、三つ具足はお守りをするために必要な道具なので今はこの形ですがあらためて仏具を用意するよう言っていただいたものの何もできずにそのままだそうです。
四十九日法要はご僧侶にお越しいただきご自宅でされました。
このとき「おりん」がないことに気づかれたご住職様は、「おりんの音は亡き人に呼びかける合図なのであるとよいですね。」と優しくお話しくださったそうです。
そこで、お客様がふいにお顔を上げて、「実は、この先もお仏壇は持たないと考えていますが、そのようなお守りで大丈夫なのか相談したくて来ました。」とおっしゃいます。
納骨するお墓は民営の霊園だそうなので、菩提寺様のご意向を伺う必要がないのであればお気持のままにお守りできます。それを申し上げるとご安心されたご様子でした。
ご供養の形は様々ですが、ひとつ「おりん」のご提案をさせていただきました。
「おともりん」はおりんを叩くりん棒の代わりに、持ち手に紐のついた天然石の玉でおりん本体を叩きます。手のひらに収まる大きさで付属の手すき和紙の袋に入れて持ち歩くこともできます。
「とても小さく可愛らしいのでお墓にお持ちになって叩かれてもよろしいと思います。透き通るような良い音色ですよ。」とお話ししたところ、とても喜ばれました。
お手元供養の仏具のご提案にお仏壇のセレモアをご案内させていただきました。
引継ぐ心配のないお墓

そろそろお墓の事を考えようと思って・・とご夫婦で来店されました。
お客様のお話しを伺ってみると、ご実家のお墓は長兄様が引き継がれているそうです。ご夫妻にはご長男に嫁がれたお嬢様がお一人いらっしゃいます。
お嬢様は嫁ぎ先のお墓を守っていく立場なので、ご自分たちのお墓のことで心配をかけないようにすることが一番のご希望でした。
埋葬形式のご希望を伺ったところ、樹林型の合葬墓でも良いかなと最初は考えていらしたそうですが、徐々に知らない人達と一緒に入るのは抵抗があると感じ始めてきたそうです。
かつてお墓は、引き継がれることが前提でしたがライフスタイルの多様化でお墓の考え方も変化してきました。近年では個人単位、家族単位、ペットと一緒に入れるお墓などご要望に合わせて柔軟な提案をしている民間霊園もあります。
そこでお客様には、多摩地区に広く展開している優良石材店をご紹介して実際、ご見学をお勧めしました。
見学に同行した石材店のスタッフからお墓について詳しい説明を受けて、比較的交通の便もよく、法要施設や管理が行き届いている霊園内にある、ご夫妻だけで埋葬ができる永代供養墓に決められました。
永代供養墓は、お墓の継承者がいなくても永代にわたり供養をしていただけるので安心しましたと仰っていただきました。
お葬式の様々な形を知ることができる

入院中の主人の相談で参りました。以前、セレモアさんの葬儀に参列した時の様子と、東急百貨店の中にある葬儀社であることを知って、信用できる葬儀社だと思ったからです。
主人は、お通夜、告別式のあるお葬式ではなく、火葬場でご住職にお経だけ読んでいただき火葬だけという、いわゆる直葬を希望しておりますが、それには住職のお許しが必要であると説明がありました。お葬式の形も菩提寺に確認が必要なのですね。 初めて知りました。 やはり自分たちだけで、あれやこれやと考えているより相談をして良かったと思っております。
いつでも何でも相談できるお葬儀屋さん

数社の葬儀社から葬儀の見積もりを取り寄せたお客様がご来店されました。
郵送されてきた見積もりだけでは不安なので、直接相談できるカウンターがあるのはセレモアだけと知り、セレモピアンへ来られたそうです。
「直接相談ができて、わからなかったことや不安に思っていたことをその場で教えてもらうことができ、本当に安心しました。万が一の時はセレモアさんに決めました。」とのお言葉をいただきました。