お客様エピソード

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わたしの終活

100歳になる祖母のお雛様

セレモアでは毎年、各所でチャリティーイベントと共に「大感謝祭」を開催し、その中で「人形供養祭」を行っています。
人形供養祭では思い出のお人形たちを無料でお引き受けしてご供養をします。毎回、沢山のお人形が祭壇に並べられ、当日は僧侶のお読経による法要を行います。
そのご案内をさせていただいていたお客様よりこんなエピソードをいただきました。

 我が家には祖母の初めての子供の初節句に祖父の友人から贈られた、箱書きに「昭和三年紀元節」と書かれているそろそろ100歳になるお雛様があります。太平洋戦争中の最中、東京の世田谷の千歳烏山から埼玉の熊谷までリヤカーに乗せられて一緒に疎開したそうです。熊谷の大空襲にも焼失せず、戦後の食料不足の時にも物々交換に出されることもなく、祖母の家にありました。
私が結婚して奇しくも千歳烏山に住んで女の子が生まれたことを機に祖母にお願いして譲り受けました。娘が独立してからは飾る機会もなくなりましたがいつも心に掛かっていました。ご縁があって自分の手元においたお人形なので最後はしっかりと送るべきと思っていたからです。今までも何度かセレモピアンから「人形供養祭」のご案内をいただいていましたがいざとなるとなかなか行動に移せませんでした。
それでもとうとう今回こそはと決意して、お別れに久々に箱から出して飾っていたところ、娘が「お雛様が100歳を越してから考えようよ。後のことは私もいるから大丈夫!」と言うのです。娘の意外な言葉にとても気持ちが軽くなると同時に、娘もこのお人形を大切に思っていてくれたことがわかり、とても嬉しかったです。いままで何度もご案内をくださって本当にありがとうございました。

ご相談者様 戸田市/ 60代/ 女性
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葬儀編

すてきなお花の祭壇 お花が大好きだった母の葬儀

母が亡くなり、あと少しで三回忌になります。

セレモアさんとの出会いは、病院の紹介で父のお葬式をお願いをしたことに始まります。
何もわからない私たちは、ただうろたえるばかりでしたが、担当の主任さんに優しく寄り添っていただき、お葬式のあとの相続のことまで
すべてセレモアさんに頼りました。
セレモアさんの会員になり、母の転院時の民間救急車の手配、見守りのこと、介護施設の紹介も     
何もかもお願いをしてきました。

母はお花が大好きで、お庭には一年中お花が咲いていました。
晩年の母は認知がすすみ、私たちの顔を見てもわからないこともしばしばありましたが、
お花に関しては名前を忘れず、施設でも花瓶にお花を絶やさず、お花がないと落ち着かなくなるほどでした。

そんな母でしたのでお葬式の祭壇は、フラワーガーデンと名付けられたおしゃれな祭壇を選びました。
祭壇の横には樹木が並びます。
お庭にいるような感覚になり、「お母さん、喜ぶね!」と家族全員で声を上げたほどでした。

            


お医者様からもお話しがあり、覚悟を決めたころはちょうどコロナ禍でした。
家族だけで行うか、地方の親戚にも知らせるか迷いましたが
セレモピアンの店長さんのアドバイスもあり、最後のお別れなのでお知らせはきちんとする、   
参列の有無はお任せするということになりました。
親戚の皆、口々に「顔をみないと、お別れできない」と言って、遠くからも駆けつけてくれました。
やはり自分たちで考えているより、的確なアドバイスをいただくことは大事だと
つくづく感じました。

それ以降、これはセレモピアンさんのお仕事以外のことかなと思っても、デパートにあるのですぐに寄って相談してしまいますが、いつも親切に迎え入れていただけるので私にとっては無くてはならない存在になっています。
これからもよろしくお願いします。

ご相談者様 世田谷区/ 60代/ 女性
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マナー編

年賀状のおつきあいをやめるとき

定期的にセレモア三鷹支社へお線香をお求めに来店されるお客様です。

「お葬式はセレモアの会員だから安心だ。」などといつもお声がけいただいています。先日は、お茶を召し上がりながら年賀状印刷のチラシを手に「そろそろ年賀状を出すのをやめようかと思っているんだ。」とのお考えを伺いました。

 

何の連絡も無しに急にやめてしまうと、今までやり取りしていたお相手側が「何かあったのかな?」と余計な心配をされることがあるとお伝えいたしました。

年賀状に代わり、『年賀状辞退』のお知らせを、はがきやメールでなさる方もいらっしゃいます。
そのとき、注意することは「あなただけではなく全員に出さない。ということがわかるように書くことが大切であること、今後もお付き合いを希望していてご縁を切りたいという意味ではないこと」を伝えることが大切であると、差し出がましいようですがお話しさせていただきました。

 

あらためてのお知らせではなく、次に年賀状を出されるときに
「最後の年賀状になること」をそえられてもよろしいと思いますよ。と申し上げたところ、

「それもいいですね。来年は自分の干支だからそうしようかな?」と笑顔でお帰りになりました。

ご相談者様 三鷹市/ 80代/ 男性
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わたしの終活

母の終活ノート

私の母は日頃から「自分の葬儀は何もいらない。」と言っています。

先日母が、『私の記録ノート』と表紙にあるエンディングノートを見せてくれました。
正直母がエンディングノートを書いていたことに少しショックでした。

お友達の付き合いで京王新宿店の仏壇店に寄ったときにお友達を待つ間、座らせてもらったセレモピアンのカウンターでいただいたそうです。
そこには亡くなったことを知らせてほしい友人、参加しているサークルなどが書かれており、私の知らない母のつながり、絆がありました。

私は母に「もしもの時はここにある皆さんにお報せして、お葬式をして、皆さんに送っていただきましょうね。そして私たちは皆さんからお母さんのことをたくさん聞かせてもらいたいな、そうしましょうね。」と話しました。

母は少し照れたようでしたが、本当に嬉しそうにして自分の友人のこと、趣味のサークルのことなど話してくれました。

お葬儀の希望を書き込める『私の記録ノート』がきっかけで、決してあってほしくない、でも必ず訪れる万が一のことも、母子でたくさん話すことができました。


ご相談者様 世田谷区/ 60代/ 女性
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お墓

単身赴任先で倒れた夫 大切な場所

主人が旅立ち、早いものであれから10年経ちました。

それはあまりにも突然のできごとで、当時娘はまだ中学生でした。

 

結婚してから私たちは主人の故郷でもある大阪で暮らしていましたが主人は単身赴任で東京勤務でした。
東京は私の実家があります。
東京で倒れた主人ですが、どうしても娘と義母の待つ大阪に連れて帰りたくて葬儀社と相談して叶えることができました。

 

お葬式も済ませて落ち着いた頃、お墓のことが気になりました。
このまま大阪に納骨する気持ちにはどうしてもなれなかったのです。
主人は次男なので義母も私の気持ちを尊重してくれました。

そのまま5年ほど大阪で暮らしましたが、娘の大学進学を機会に大阪を引き払い、主人の遺骨を持って東京に帰ってきて、新たな生活を始めました。

 

あれ以来、ずっと気になっていたお墓ですが、仕事帰りによく行く日本橋三越本店にセレモピアンという葬儀・仏事の相談カウンターがあることは知っていました。
お墓の相談は無理だろうと思っていたところ、快く親身に話しを聞いてくれて、お墓の種類、選ぶ時のポイント、そして見学の予約もしてくれたので私たちに合ったお墓をようやく決めることができて本当に嬉しかったです。

無事納骨を済ませたとき、主人から「いままでよく頑張ったね。」と褒められたようで心から安堵しました。
主人はこの世にはいませんが、お墓に会いに行けばきっと喜んで話を聞いてくれている、私たちの宝物の娘の成長をちゃんと支えてくれているように思うのです。

 

ご相談者様 渋谷区/ 50代/ 女性
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わたしの終活

父との思い出 黄色いハンドクリーム

お父様のお葬儀を終えたお客様です。
ご報告とその後のお話しにご来店くださいました。

 

お父様は転倒骨折をされたことがきっかけで、ほぼ寝たきり状態になってしまわれました。

病院から施設に移るとき、お父様の移送のご相談を承り、
セレモアの東京民間救急サービスをご紹介しました。
その時にセレモアの会員制度『ファミリーライフクラブ』にもご入会をいただきました。

 

ところが、施設に入所したものの、体調をくずして提携病院への入退院の繰り返しだったそうです。

お父様は、現役のころ製薬会社のバリバリの営業マンだったこともあって病院の方に馴染みがあったのか入院中の方が落ち着いて見えたそうです。

お亡くなりになりになった後、
お客様はお世話になった看護師さんたちに何かお礼がしたいと思いましたが、受付に「当院では心付けは一切受け取りません」と掲示してあり取り付く島もなかったとのことでした。

ナースステーションの片隅に見慣れたハンドクリームが置かれていて看護師の皆さんが共有で使われていました。
それは、お父様が全国の薬局を回って営業していた商品でした。
そこで、お客様はそのハンドクリームを用意して婦長さんに渡されたとのことでした。

ためらう婦長さんへ「父への何よりの供養です。親孝行をさせてください。」と無理に受け取ってもらったそうです。
「病院のルールを守らず申し訳なかったことですが父に褒めてもらえたような気がします。」と笑っておいででした。


ご相談者様 川口市/ 50代/ 女性
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仏事・法要編

初めての施主 ご法要で用意するお花とは?

インターネットで法事の相談と検索され、東急吉祥寺店のセレモピアンにご来店くださいました。

来月、お母様の四十九日法要と納骨を菩提寺でされるとのことです。
お父様のときは全てお母様に任せてしまい、今回初めて施主になるお客様は 「この年になっても知らないことばかり…ご近所にも恥ずかしくて相談ができない。何もわからない。」  とおっしゃっていました。

お寺に法要のお願いに上がったときに、ご住職様から「お供えとお花を用意して当日持ってきてください」と言われ、お供えはお母様がお好きでご挨拶のたびにお寺にお持ちになっていた老舗のお菓子にすることに決めたそうです。

お花はどうしたら良いのでしょう?とご質問がありました。
お客様はお葬儀のときの名札の付いた生花をイメージされていました。

ご住職様がおっしゃるお花は本堂に飾るお花のことで、
「お花屋さんに注文されるときに、法要で本堂に飾るお花とお伝えください。
対で用意をしてお寺に持参されれば花瓶に生けてくださいます。
お墓に供えるお花も忘れずにご用意してください。」
と説明をさせていただきました。

お葬儀も、法要も初めてのことばかりでご不安だと思います。
「ご供養で不明なことはご住職様にお伺いをたてて、ご指示とおりにされるのがご安心です。」と申し上げました。

「わからないことはお寺に聞いて良いのですね。何だかとても安心しました。来てよかったです。」と不安そうなお顔から、明るい表情になりお帰りになられました。

 

ご相談者様 武蔵野市/ 50代/ 男性
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仏壇・仏具

それぞれのお守りの形 お位牌をつくる

ご主人様のお位牌を作りたいと来店されたお客様です。
お見受けしたところ80歳くらいの小柄で大変、品の良い奥様でした。

お話しでは半年ほど前にご主人が亡くなられ、そのときお葬式は出されていないようでした。
息子様からは 「いずれきちんとするから何も心配はいらない」 と言われているとおっしゃってましたが、お位牌もなく、お守りする対象が無いことが不安でたまらないと相談に来られたのです。

菩提寺様もないとのことでしたのでお位牌は俗名でも作れること、ご希望であればお寺の紹介も出来ることを説明してその日はお帰りになりました。

数日後、40代位の女性が私を尋ねて来られました。先日いらしたお客様の息子様のお嫁様でした。

よくよく伺うと息子様のお家、つまり亡くなられた方は神道でした。事情があってお葬儀はできなかったが火葬の前に祭詞奏上をしていただき送られたそうです。
お嫁様のお話しでは「義母の家には大きなお仏壇があって法事のときはご住職がきてお読経をされていました。義母はその記憶が鮮明なので義父にも同じようにしたいのでしょう。」

私が提案した日から息子様にお位牌を作るといってきかないともおっしゃっています。
事情を知らなかったこととは言え、申し訳ない気持ちになりました。

ところがお嫁様は「私が今日伺ったのは、形だけお位牌を作ることができるのかを相談したかったからです。義母がお位牌をお守りすることで心が落ち着くならそうしたいと主人も申しております。」

併設している仏壇店の店長とも相談して、魂入れをされなければ本当に形だけになることをご了解いただき、俗名で承ることになりました。

二週間後、お客様と息子様ご夫妻でお位牌を受け取りに来られました。仏壇店のスタッフが箱から取り出して俗名の彫られた表そして裏とゆっくりお見せしながらご確認いただきました。

お客様もそして息子様ご夫妻のとても安心されたご様子に私もほっといたしました。

ご相談者様 多摩市/ 80代/ 女性
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お墓

ペットと一緒のお墓に入る

子供と思って生活を共にしていた愛犬を昨年亡くし、お留守番も嫌いなあの子をひとりぼっちにはできない、なんとしても一緒のお墓に入りたいと思い、自分なりにインターネットで探していました。

実家のお墓はお寺の墓地のため、ペットとは入れないのです。

ペットと共に入れる霊園はいくつか見つけることができましたが
お墓を建てても独身の私にはお墓を継いでくれる家族がいません。
霊園の説明に書いてある用語もよく理解できず、直接霊園に行って聞くこともできずにいました。

そんな時に、町田の小田急百貨店にお墓やお葬式の相談ができるところがあったことを思い出し、インターネットで調べてもわからなかったことをメモにし、霊園のページも印刷をして相談に行きました。

セレモピアンでわからなかった用語やお墓の形式の違いを丁寧に教えていただいて、私には「永代供養墓」というのが一番適していることがわかりました。

ただ、「ペットも一緒に入れるのですか?」と伺いましたら

「大丈夫です。ご安心ください。ご自宅の近くにもご案内できる霊園がいくつかあります。」と、
すぐに霊園の資料を出して説明をしてくれました。
その中から3つの霊園を選んで、見学の申込みをすることにしました。

「ご覧になってお気に召さないときは私たちに伝えていただければ大丈夫です。」と言ってくれたことで気兼ねなく一歩前に踏み出すことができました。

見学をした霊園のスタッフの方にも、とても親切に丁寧に案内をしていただき、
「個別永代供養墓」で決めることができました。
常に気がかりだったお墓のことが解決したので安堵の気持ちでいっぱいです。

来年にはあの子の三回忌があります。

今は墓石に彫る文字やデザインをどのようにするかで迷いすぎて、違った悩みになっています。

ご相談者様 町田市/ 50代/ 女性
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仏壇・仏具

白い陶器の仏具とおりん

お勤め先の福利厚生の案内を見てセレモピアンに来店されたお客様です。

ご主人様が突然に亡くなり、お葬儀は病院に紹介された葬儀社でされました。

小さな小机に葬儀社が用意してくれた白布をかけて陶器の白い三具足(火立て 花立て 香炉)、白木位牌そしてご遺骨を並べ、その前でただただ呆然とするばかりでした。とおっしゃいます。

葬儀社からは、四十九日までにお位牌を作ることと、三つ具足はお守りをするために必要な道具なので今はこの形ですがあらためて仏具を用意するよう言っていただいたものの何もできずにそのままだそうです。

四十九日法要はご僧侶にお越しいただきご自宅でされました。

このとき「おりん」がないことに気づかれたご住職様は、「おりんの音は亡き人に呼びかける合図なのであるとよいですね。」と優しくお話しくださったそうです。

そこで、お客様がふいにお顔を上げて、「実は、この先もお仏壇は持たないと考えていますが、そのようなお守りで大丈夫なのか相談したくて来ました。」とおっしゃいます。

納骨するお墓は民営の霊園だそうなので、菩提寺様のご意向を伺う必要がないのであればお気持のままにお守りできます。それを申し上げるとご安心されたご様子でした。

ご供養の形は様々ですが、ひとつ「おりん」のご提案をさせていただきました。

「おともりん」はおりんを叩くりん棒の代わりに、持ち手に紐のついた天然石の玉でおりん本体を叩きます。手のひらに収まる大きさで付属の手すき和紙の袋に入れて持ち歩くこともできます。

「とても小さく可愛らしいのでお墓にお持ちになって叩かれてもよろしいと思います。透き通るような良い音色ですよ。」とお話ししたところ、とても喜ばれました。

お手元供養の仏具のご提案にお仏壇のセレモアをご案内させていただきました。


おともりん お鈴仏具


ご相談者様 中野坂上/ 60代/ 女性